70年前くらい前に社長の祖父である父が建築させて頂いた住宅を、現社長が20年前くらいに新築工事させて頂いた住宅。 70年前の住宅の和室を移設した形で残し、当時の床のマツはいまだに松ヤニが出て綺麗な状態を保ち続けてます。
トイレの建具も良い色、形で今見ると新鮮でとても素敵です。
玄関、階段の設計はもちろん、ひとつひとつにこだわりと意味がある設計をされていたことを改めて見せて頂きました。
お施主様の奥様のご友人で、女性の設計士さんでした。
施主様のライフスタイルから研究され、今では世間一般で取り入れられ話題にもなってる技術、設計を当時からされてました。その頃、建築の世界では女性の設計士さんは珍しく、現場でも厳しくされることもあったそうです。 上棟式で女性は棟に上がってはいけないなど職人に言われていましたが、うちの社長が「関係ないですよ。上がってください」と言った時、「いいの?」と言って上がられ上棟式をさせて頂いことを思い出しました。
材料、職人の技術にもいろいろご指導頂き、素晴らしい方でした。
社長がもう一度一緒にお仕事したかったとよく言っています。
まだまだたくさんの素晴らしい建築を残されていたかと思います。
尊敬ともう一度お会いしたかった気持ちを胸に夜の空をながめてました。
2022.09.29